妊婦さんへのRSウイルスワクチン(アブリスボ)について
🧸 妊婦さんへのRSウイルスワクチン(アブリスボ)
〜母子免疫(マターナルワクチン)という新しい予防の考え方〜
2026年4月1日より定期接種(無料)となりました。
🤰 赤ちゃんを守る「母子免疫」という考え方
赤ちゃんは、生まれてすぐは
自分で十分な免疫を作ることができず、ワクチン接種もできません。
そのため、
👉 妊婦さんの免疫を高め、胎盤を通じて抗体(IgG)を赤ちゃんへ届ける
これが 母子免疫(マターナルワクチン) です。
これは百日咳・インフルエンザなどでも用いられる確立した予防戦略ですが、
👉 RSウイルスについては自然免疫だけでは不十分
👉 ワクチン(アブリスボ)での補強が重要
と考えられています。
🦠 RSウイルスの特徴
・多くの人が感染する一般的なウイルスです。
・しかし
👉 生後0〜6か月の赤ちゃんでは重症化しやすい
👉 入院が必要になることも多いことが知られています。
💉 なぜ妊婦さんに接種するのか
妊婦さんに接種すると
👉 赤ちゃんは生まれたその日から守られる。
これは
👉 赤ちゃん自身ではできない唯一の予防方法です
📅 接種方法(当院の方針)
当院では
👉 妊婦健診と同時に接種しています(安全性確保のため)
・接種時期:妊娠28週〜36週6日
・推奨:32週前後
・接種回数:1回
🛡️ 効果
・重症化が約50〜70%減少します。
・入院リスクが低下します。
・家族の生活負担(付き添い入院・休業など)が軽減します。
🧘 安全性
主な副反応は
・注射部位の痛み
・倦怠感
・頭痛
・発熱(まれ)
などです。
重大な副反応は極めて稀で、
国内外で安全性が確認されています。
🤱 母乳との関係
母乳中のIgA抗体も
👉 赤ちゃんの感染防御に寄与する可能性があります。
💰 費用
👉 定期接種(A類疾病)なので
👉 原則無料です。
📍【重要】居住地による違い
🏙️ 神戸市の方
・そのまま無料接種が可能です。
・接種券がない場合は当院で発行可能です。
🏡 神戸市以外(三田市・西宮市・三木市など)
👉 事前手続きが必要です
・依頼書が必要です。
⚠️ 依頼書の発行に約14日かかります
👉 必ず早めに市役所へお問い合わせください。
🏠 里帰り分娩の方へ(重要)
👉 里帰り前に接種を済ませてください
理由
・接種可能期間が限られる。
・市外手続きが複雑になる。
・接種機会を逃す可能性がある。
🏥 当院の考え方(最重要)
当院では
👉 母子免疫という医学的に確立された考え方
👉 RS感染に対してはワクチンで補強が必要という合理性
👉 定期接種という社会的意義
👉 健診と一体運用による安全性の確保
これらを踏まえて
👉 最終判断は妊婦さんご本人に委ねる形でご案内しています。
💬 メッセージ
これは
👉 妊婦さんだけができる、赤ちゃんへの最初の予防医療(お母さんから赤ちゃんへのプレゼント)です
ご不安な点があればいつでもご相談ください。
